北陸道ほくりくどう


 日本八道の一つの北陸道は「ほくろくどう」ともいわれた。若狭・越前・越中・越後・加賀・能登・佐渡の7国の、福井県より新潟県までの日本海に面する地域である。古くは東北地方の日本海沿岸地方も含めて越・高志と称した。崇神天皇のとき、四道将軍の一人大彦命が、また景行天皇のときに武内宿禰がこの地方に遣わされたと伝えている。崇峻天皇2年には大彦命を祖とする阿部臣が視察のために遣わされた。大化2年(646)国郡の制が定められたとき、若狭・越の2国しかなかったが、このころより越の蝦夷の宣撫工作がすすみ、天武天皇のときに越前・越中・越後の3国が分立、若狭・佐渡をあわせて5国になり、北陸道の名称もこのころの制定である。和銅5年(712)に越後より出羽を分立して東山道に移し、養老2年(718)に越前より能登を分立、弘仁14年(823)に加賀が分立した。能登は天平13年(741)に再び越中に合併、天平宝字元年(757)再び分立した。



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