磐城国 いわき



 白河・菊多(勿来)の関は、陸奥の蝦夷が南に押し寄せるのを防ぐために設けた関所であるが、同時に奥州の玄関口になっている。奥州街道と浜街道は関東から陸奥へ通じる主要街道で、福島県の中通り、浜通りを北上する。東部に阿武隈高地、中央に奥羽山脈、西部に越後山脈がそれぞれほぼ南北に延びている。福島県は浜通り・中通り・会津地方に分けられる。『延喜式』35郡のうちの白河・磐瀬・会津・那麻・安積・信夫・菊多・磐城・標葉・生方・宇多にあたる。
中世これらの郡は荘園となり、諸豪族に領有された。近世には若松・二本松・白川・相馬・平などの諸藩天領に細分された。結果、農村は疲弊し、この間100余件の百姓一揆が生じた。明治維新に際し、各藩とも会津に組みして反抗し、戦火に遭ったあと、岩代・磐城の2国がおかれた。明治4年(1871)、この2国は平・二本松・若松の3県に分画され、明治9年(1876)福島県に統合された。



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