相模の国 さがみ


 東北は武蔵国、西は甲斐・駿河国、南は伊豆国に接し、神奈川県の大部分を占めている。この国の古代の文化の中心地は、西の酒匂川の流域の師長国、中央の相模川流域の平野部の相武国、三浦半島の西脚部にある鎌倉別の三つの地域である。大化改新に当たり、地方豪族が大和朝廷に服属したとき、三つの政治圏は師長国造・相武国造・鎌倉別とされた。このうち相武国造が最も勢力があったと考えられている。
 相模国の一の宮は寒川神社で、寒川比古命・寒川比女命の男女二神を祀る。相模川の治水の神とし、この国の開拓神として崇められてきた。相武国造の中心は現在の海老名市で、ここに国府跡・国分寺跡が残っている。大磯町の西に国府、近くに国府津の地名があるが、平野部から海岸部へ移動したものと思われる。師長国は磯長国ともよばれ海岸に近い地域をさしたものである。この三つの政治圏が相模国の前身である。



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